ビジネスシステムのシステムズアプローチ



大学院の隣の研究科SDMの授業を履修しています。「ビジネスシステムのシステムズアプローチ」

本日が第1回目でしたが実に面白い。ビジネスシステムにおける戦略的意思決定のための手法、Decision Tree、ゲーム理論、DEMATEL、AHPを学びました。前職リクルートでは情報システム部で大規模システムの開発・運用経験があるので、システム思考はしっくりきます。20年前の話しですが。(I系のメインフレーム。3080とか。ディスクは3380?)

シラバス

科目概要(詳細)
Course Description
複数の関係者が相互に関係するビジネスの設計・運用において、品質・効率・リスク耐性を全体最適に高めるためのシステムズアプローチを講義する。システムの課題やボトルネックを発見し、システム全体を多視点で見える化し、問題点を定量的に評価し、ビジネスプロセスを改善する技術を習得する。システムの記述、システムシミュレーション技術、数理最適化、リスク管理、経済性評価などの手法を組み合わせた包括的方法論を学ぶ。また、グループ演習を通して実践的課題を学ぶ。
The course provides the methodology to manage quality, efficiency and risk in a system design
project or a management process where many people in different organizations are concurrently involved. The lectures go from finding problems and bottlenecks in a large system with a sophisticated way of thinking, to visualizing the total system with multiple views, to evaluating the performance and risk, to improving the design and management process in a point of business process reengineering. A lot of techniques to specify, evaluate and optimize the system and the process are combined into a holistic methodology. Students will be trained to get the know-how by exercises.

教科書はこちら。

『経営工学のためのシステムズアプローチ
―ビジネスを体系化する考え方・技法 』(KS理工学専門書)
中野 冠 (著), 湊 宣明 (著)

第3章 見える化
3.1 見える化とは
3.2 見える化の対象となる問題
3.3 ボトルネックの見える化
3.4 コア問題の見える化
3.5 ビジネスプロセスの見える化

この本と拙書『ビジネスモデルを見える化する ピクト図解』の2冊をセットで読むと新しい視点が得られます。

ビジネスモデル、ビジネスシステム、ビジネスプロセス、似ているけど微妙に異なる3つの概念の違いを明確に定義できそうです。戦略レベル、戦術レベル、オペレーションレベル、見ている視線・レイヤーが違います。ピクト図解でいえば、「縮尺」が違うのです。経営者視点、リーダー視点、現場担当者視点。

「ビジネスシステムのシステムズアプローチ」を習得すれば、UMLに代表されるシステム表記法とピクト図解がシームレスに接続できるかもしれません。

UML画像はウィキペディアより



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