抽象思考とピクト図解
ピクト図解(R)は理系の学生と相性がとても良いです。
彼らは「”ルールのある”記号で考える(=抽象思考&論理思考)」のが得意だからです。
”ルールのある記号”にすれば、余計なものを削ぎ落としてシンプルに思考できるので、
「コトの本質」が発見しやすくなります。critical thinking できます。
これからの時代は「捨てる技術」が大切になります。
ピクト図解の名付け親の一人でもある、感性リサーチ代表の黒川伊保子先生の
感性トレンド理論によると、2011年から世の中の「感性トレンド(気分)」は、
「アナログ気分」から「デジタル気分」に変わってきており、
2013年は「よりシンプルなものが好まれる」傾向になっているそうです。
そのトレンドの流れなのか、ジョナサン・アイブ氏によって、
アップルのiOS7もフラットなデザインになり、シンプルになります。
より記号化され、本質的になります。
機能を追加するのは簡単です。
捨てて捨てて捨てまくる。その先に、最後に何が残るか。
「コトの本質」を抽出するチカラが問われます。
問題発見力、いや、「問題創造力」といったほうがいいかもしれません。
面白い時代になりました。
それにしても、
東工大生のピクト図解ワークショップでの理解力の高さは異常でした。
技術の分かる彼らが「ビジネス思考」を身につけたら鬼に金棒。
楽しみです。