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<レッスン解説>

■LESSON1 「任天堂、Wiiで出前注文」

気になるビジネスポイント

・「任天堂」と「夢の街創造委員会」の関係は?

記事では「組んだ」と記述しています。しかし本書のメソッドでは、ビジネスのすべての関係を「モノ・サービス」と「カネ」の交換でとらえます。任天堂と夢の街創造委員会の間では、どんな「モノ・サービス」と「カネ」の交換が行なわれたのでしょうか?

夢の街創造委員会は、「なにを」提供したのでしょうか?
出前予約システムを構築したのでしょうか。
それとも、全国の出前店データの提供だけなのでしょうか。気になります。

任天堂は「いくらで」ノウハウの提供を受けたのでしょうか?
日経の記事では、ノウハウの使用料については触れられていませんね。

任天堂から夢の街創造委員会への支払いは、 固定的なのか、
出前注文の数量に応じて決まる従量方式なのか?あるいは、その両方なのか?
 
また、ビジネスとして「交換」が発生している以上、
相互にメリットがある「Win-Winの関係」になるはずです。ここも興味のあるところです。

任天堂のメリットは何でしょうか? 夢の街創造委員会は何でしょうか?

・「2つのアタマ」で読んでみる

できる社長の<教え4>「消費者アタマ」でこの記事を読んでみてください。
このサービスを、みなさんは利用しますか?
利用すると思った人は、なぜですか? 利用しないと思った人は、なぜですか?

みなさんの周りにいる「Wiiを持っている人」に聞いてみてください。
面白いマーケティング情報が得られますから。

・他の記事と比較して「画像でパターン認識・記憶」する

例題2(P.95)の「セガ」と「資生堂」の”関係性”と比較してください。
ビジネスモデル的に似ている部分があることに気づきましたか?

実際に自分の手で「ビジネスダイアグラム」を描いて「画像パターンを発見」し、
「画像で認識・記憶」することがポイントです。

<LESSON1 解答例>

3w1hシート 3w1hシート

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■LESSON2 「松下電器、TBSと家電製品開発」

気になるビジネスポイント

・「TBS」のデザイン料は? 「押切もえ」さんのギャラは?

記事には「『王様のブランチ』がデザイン面を担当」
「押切もえさんの助言を取り入れた」とありますが、このデザイン料、助言料は、
いくらでしょうかね? 気になりませんか?

押切もえさんにとって、ヘアアイロンの監修は、宣伝効果が高いはずです。
意外に、ギャラが安くても契約は成立したのかもしれません。

解答例(P.186)では、押切もえさんの「助言」を「TBS」との交換として
「ビジネスダイアグラム」を描きました。
でも、契約上は「松下電器」と直接やりとりしているのかもしれません。
あるいは、解答例のように「TBS」が窓口になって契約しているかもしれません。
記事を読んだだけでは分かりません。

いずれの場合にせよ、ビジネスパーソンとして重要なのは、
「押切もえさん(Who)」が「誰と(Whom)」、「なにを(What)」「いくらで(How much)」
交換しているのかに関心を持つこと。
すなわち、「3W1H視点」で記事を読み、「タテヨコ2組のペア」を意識して
記事に隠れている「?」を発見することなのです。

・どこで売る? どこで買う?

「両者のインターネット通販サイトなどで販売」とありますが、
押切もえさんのファンサイトで販売するのも1つの手かもしれませんね。

「どこで売れば一番売れるか?」というメーカー目線の「売り場」という発想よりも、
「どこで買ったら一番買いやすいか?」というユーザー目線の「買い場」という発想をしたほうが、
私の経験上、マーケティング効果の高い販売経路を構築できることが多いです。

・他の記事と比較して「画像でパターン認識・記憶」する

例題5(P.125)の「お絵かきお弁当アーティスト・宮沢真理さん」と 「伊藤ハム」の
”関係性”を思い出してください。

「押切もえさん」と「宮沢真理さん」のビジネスモデル上の共通点は何か?
「業界」をずらして「アナロジー(類推)」できないか?(P.161)
考えてみてください。

<LESSON2 解答例>

3w1hシート 3w1hシート

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■LESSON3 「ユニバーサルミュージック、発売前の歌をちょい聴き」

気になるビジネスポイント

・0円ビジネス

3章で、ビジネスでは必ず「モノ・サービス」と「カネ」の交換があり、
「カネ」が0円の場合は何かウラがあるという話をしました。
「無料」のウラには、ビジネスのヒントが埋まっています。

「ためしうた」は、0円です。どのような「見えない収益源」が隠れているのでしょうか?

記事には「当初は新人の話題作りを狙う」、
将来的には「過去作品の売り上げ拡大につなげたい考えだ」とあります。
成功すると思いますか?

成功すると思った人は、なぜですか? 失敗すると思った人は、なぜですか?

・競合は追随するか?

できる社長の<教え4>「経営者アタマ」で考えてみましょう。
あなたが、ユニバーサルミュージックの競合の音楽会社の社長だったらどうしますか?

「お試しサービスを始めたいので、決断してください、社長!」と部下から起案されたら、
どう決断しますか?

「やる」と決断した人は、なぜですか? 「やらない」と決断した人は、なぜですか?
自分なりの意見を持った上で、みなさんの周りにいる「できる社長」に聞いてみてください。
「参入障壁」を考えることがポイントです。

・他の記事と比較して「画像でパターン認識・記憶」する

例題4(P.119)の「グーグル・ドックス無料利用」と比較して理解すると、
より学習効果が高くなります。

0円ビジネスの3つのモデルを覚えてますか?

①「広告モデル」
②「お試しモデル」
③「サービス普及モデル」

です。

忘れてしまった人は、第6章の「『無料』のウラにあるもの」(P.119)を再読してください。

<LESSON3 解答例>

3w1hシート 3w1hシート

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■LESSON4 「ノキア、高級携帯を日本で提供」

気になるビジネスポイント
・サービス内容・料金は?

記事には「サービスの詳細や料金は未定」とありますが、とても気になりませんか?

端末の値段が67万~370万円。富裕層が求めるのは一体どんなサービス?

ホテルのコンシェルジュ? 
秘書サービス?
○○代行サービス?

ノキアはどんな会社と業務提携してサービスを提供するのでしょうかね?

「消費者アタマ」を体験してみたいので、ヴァーチュ携帯をお持ちの方がいらしたら
是非ともご一報ください。取材に伺います!

・継続型の収益モデル

NTTドコモの電話回線を借りて、MVNO(仮装移動体通信業者)としてサービス提供する。
日本の携帯端末製造メーカーのようなシンプル物販モデルではなく、継続型の収益モデル。
アップルのiPhoneのような「優れた収益モデル」に発展する可能性があります。

「端末製造メーカー」から「サービスプロバイダー」へのビジネスモデル転換。

単なる製造メーカーからの脱却。新しい収益モデルの開発。

この記事から学ぶべきビジネスセンスは、価格をずらして高額商品を作ったことではなく、
収益モデルを「物販モデル」から「継続モデル」に変えようとする新しい試みをしていることです。

皆さんは、気づきましたか?

・他の記事と比較して「画像でパターン認識・記憶」する

高級ブランドとの契約内容・料金体系が気になりますね。

例題2(P.95)の「セガ」と「資生堂」、例題5(P.125)の「お絵かきお弁当アーティスト・宮沢真理さん」と「伊藤ハム」、LESSON2(P.183)の「押切もえさん」と「松下電器」の”関係性”と比較してください。

こうして見ると、ビジネスモデル的に似ている部分が多いですよね。

「記事トレ!」を継続すると、自ずとパターンが見えてきます。

7章にも書きましたが、

ビジネスの発想のために必要な、意味のあるビジネスモデルは、
おそらく100パターンもないと思います。
「ビジネスダイアグラム」で視覚的にパターン認識ができるようになり、
ある程度のビジネスモデルが「ピクト図解」として頭にたまってくると、
日経を読んでいても「あぁ、またこのビジネスモデルか」と思えるようになり、
そして、そのモデルを応用した新しいビジネスがすぐに発想できるようになるでしょう。

継続は力なり。
”楽しく学習”することをお勧めします。

<LESSON4 解答例>

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<お勧め図書一覧(参考文献)>

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